40代、未経験、柔軟性ゼロ。
私がゴルフで最初に覚えた感情は、「悔しい」でした。
しこたま練習して、自信満々で迎えたラウンドでボロボロのスコア。。。
こんなことの繰り返しが2年以上は続きました。
ただでさえ弱いメンタルが、これで保てるわけがありません。
限られた時間の中ではありましたが、出来ることは全部トライしました。
加えて、隙間時間はひたすらレッスン動画。
それぐらい打ち込んだにも関わらず、
全く結果に現れてこないわけですから、それはもう感情はぐちゃぐちゃになりました。
実際にラウンド途中のリアルな感情の揺れは凄まじくて、
徐々に「絶望」へと向かっていきました。
あんなに練習したのに。
なんでや。
何やってもあかん。
……センス、なさすぎやろ。
全く楽しいと思うことは無く、始めたことを後悔する日も少なくありませんでした。
嫌いだったゴルフを40代から始めた理由
どちらかと言えばゴルフは嫌いでしたので、一生やることはないだろう。
と思っていたほどなのですが、なぜゴルフを始めるに至ったかというと、
父親からの半ば強制的な誘いがキッカケでした。
「今度予定しているラウンドで一緒に回るメンバーがいるんやけども、2人だと間が持たないのでお前も来てほしい。」
当時、当然ながらゴルフクラブは1本も持っていなかったので、勿論、断ったのですが
「クラブは全部、俺が用意するから。頼む!」と半ば強引に押し切られてラウンドが決まります。
本番(ラウンド)までは1ヶ月半ほどはありましたので、
その間、さすがに全く練習していないのは不味いと感じ、1回だけ打ちっぱなしに行きました。
今、考えると本当にゴルフを舐め腐っていたとしか思いませんが、
1回の練習でそれなりにコースでも打てる。と意味のわからない自信を持ったことを覚えています。
そして、迎えたラウンド当日。
当然、打てるわけもなく散々な結果に終わります。
ありとあらゆるミスショットを連発し、トータルスコアは「150以上」の計測不能。
この日の「悔しい」が、どこか私の向きを変えた気がします。
静かに崩れていく心と、その先にあったもの
初ラウンド後ですが、
・こんなはずじゃない。もっとやれるはず。
・このままでは終われない。
ただただ、「悔しい」の感情のみでゴルフに取り組んで行きました。
まずはYouTubeのゴルフレッスン系の動画を見漁って、素振り棒的な物を2本購入。
そして、自宅で毎日素振り。空いた時間で打ちっぱなしへ。
2ヶ月程、それを反復させてから、いざリベンジ。
結果は、
トータルスコア
…測定不能
まさかの初ラウンドとほぼ同じ結果で終了。
初ランドは練習してなかったので「言い訳」が出来たのですが、2回目のラウンドでは言い訳も出来ず
何なら初ラウンドより「悔しい」の感情は増幅していました。
ますます、「何クソ根性」でゴルフ練習に打ち込んで行くのですが、
上達する兆しは1mmも見えて来ませんでした。
この時の感情は
「ゴルフってこんなに辛いの?」
「楽しい」といった感情は微塵も感じられず、ただただ「辛い」だけのゴルフでしたが、
ある日、辛さの奥底に別の何かが見え隠れし始めたのです。
・ボールの前に立つ数秒間は、余計な考えがふっと静かになる
瞑想などを用いて意図的に、集中状態に入ることは何度か経験したことはありますが、
それとよく似た感覚がゴルフを通じて得られていることに気がついたのです。
・仕事
・家庭
・老後 etc
考えごとが尽きることのない、40代の私には、
「思考が静かになっていく感覚」
この感覚が思っていた以上に心地良く、必要な時間となっていったのです。
ゴルフを続けたことで気づけたこと
40代でゴルフを始めることになった私ですが、
・スポーツに打ち込んできた過去なし
・柔軟性皆無
・かなり痩せ型
この様に全く土台が無い状態でした。
でも、ゴルフを始めた頃は
・早く上手くなりたい
・早く100切りしたい
「少しでも早く上手くなりたい」の気持ちだけで全速力で突っ走ってしまっていました。
速度が早くなればなるほど、事故ったときは目もあてれませんが案の定、
メンタルはクラッシュに次ぐクラッシュ。それでも一生懸命に練習に励む毎日。
この辺りから、
「なぜ、辛いばっかりのゴルフを続けているのか」
について考える様になりました。
人生のちょうど折り返し地点にいる40代の私ですが、現状に幸せは感じてはいるものの、
どこかで物足りなさも感じている様な感覚がありました。
この感覚は、ゴルフボールの前に立つ数秒間だけ、輪郭がはっきりと現れて
「まだまだ、やれるでしょ?」
そんな風に私に問いかけてくる気がしたのです。
始まったばかりの40代、未経験のゴルフライフですが、
今もなかなか思うような結果は出ずに悔しい思いばかりです。
次のラウンドでもきっと、たくさんミスをします。
それでも、少しだけ澄んだ思考でボールに前に立てたら、それで十分だと思っています。

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