ゴルフを始めようと思った時、最初に悩みやすいのがクラブ選びです。
ドライバー、アイアン、ウェッジ、パター。
種類が多いうえに、最近ではドライバー1本で10万円前後、アイアンセットなら10万円を超えることも珍しくありません。
一式そろえようとすると、クラブだけでもかなりの金額になります。
そこで出てくるのが、
「初心者でも、最初から良いクラブを買った方がいいのか?」
という疑問です。
私の結論は、
40代からゴルフを始めるなら、中古クラブを上手く使うのがおすすめです。
これは単純に、
「中古の方が安いから」
という理由だけではありません。
ゴルフを始めたばかりの時期だからこそ、中古クラブには新品にはないメリットがあります。
実際に私自身も中古クラブを使いながらゴルフを続け、100切りを達成しました。
最新モデルではなくても、十分にゴルフは楽しめますし、スコアアップも狙えます。
この記事では、
なぜ初心者に中古クラブが向いているのか。
そして、
中古クラブを選ぶ時に、どこを見れば失敗しにくいのか。
私自身の経験を交えながらまとめていきます。
ゴルフは「クラブ以外」にもお金がかかる
ゴルフを始める時、どうしてもクラブの価格に目が向きます。
でも実際に続けてみると、お金がかかるのはクラブだけではありません。
ゴルフシューズ。
ウェア。
グローブ。
キャディバッグ。
ボールやティーなどの消耗品。
練習場へ行けば、そのたびに練習代がかかります。
コースへ出れば、ラウンド代に加えて交通費も必要です。
レッスンを受けるなら、その費用もかかります。
つまりゴルフは、
「道具を買えば終わり」ではなく、続けるほど継続的にお金がかかる趣味
です。
だからこそ、最初のクラブ購入だけに予算を集中させる必要はありません。
たとえば、クラブに予定していた予算を少し抑えれば、その分を練習場やラウンドに使えます。
私自身、ゴルフを続けてきて感じるのは、
上達するために必要なのは、高価なクラブを持つことよりも、実際にボールを打ってコースを経験すること
です。
10万円高いクラブを買うより、そのお金で何度も練習したり、ラウンドしたりする方が、初心者の時期には価値があります。
もちろん、道具にお金をかける楽しさもゴルフの魅力です。
ただ、最初からすべてを最高クラスで揃える必要はありません。
クラブ代を抑えて、その分ゴルフをする回数を増やす。
限られた時間と予算の中で、実際に私が取り入れてきた練習方法については、こちらの記事でまとめています。
中古クラブを選ぶメリットの一つは、こうしたお金の使い方がしやすくなることです。
初心者のうちは「自分に合うクラブ」がまだ分からない
ゴルフを始めたばかりの頃は、自分にどんなクラブが合うのかを判断するのが難しいです。
そもそも、スイング自体がまだ固まっていません。
最初の頃と半年後、1年後では、振り方が大きく変わることもあります。
それに伴って、
・振りやすい重さ
・合うシャフトの硬さ
・球の上がりやすさ
・つかまりやすさ
なども変わってきます。
最初に買ったクラブが悪いわけではなくても、上達するにつれて、
「今の自分には少し合わなくなってきた」
と感じることがあります。
ここで最初から高額なクラブを購入していると、買い替える時にどうしても心理的なハードルが上がります。
「高かったから、もう少し使わないともったいない」
そう考えて、合っていないクラブを使い続けてしまう可能性もあります。
その点、中古クラブなら比較的手頃な価格で試しやすく、
合わなければ別のクラブへ変更する
という選択もしやすくなります。
ゴルフクラブは、
高いクラブ=自分に合うクラブ
ではありません。
実際に振ってみて、
「振りやすい」
「安心して構えられる」
「ミスしても大きく曲がりにくい」
そう感じられるクラブの方が、初心者には大切です。
ゴルフを始めたばかりの時期は、クラブを一発で決めるというより、
自分に合うクラブを探していく時期
と考えた方が現実的です。
中古クラブは、その試行錯誤をしやすくしてくれます。
数年前のモデルでも性能は十分
中古クラブと聞くと、
「古いクラブは性能が低いのでは?」
と感じる方もいるかもしれません。
たしかに、最新モデルには新しい素材や構造が使われていて、毎年少しずつ進化しています。
でも、初心者が100切りを目指す段階で考えるなら、
数年前のモデルでも性能は十分です。
特にドライバーやアイアンは、ここ数年で突然まったく別物になったわけではありません。
少し前のモデルでも、
ボールはしっかり上がります。
十分な飛距離も出ます。
ミスへのやさしさを重視したモデルもたくさんあります。
実際、私自身も最新モデルではないクラブを使いながら100切りを達成しました。
その経験から感じるのは、
100切りできるかどうかを決めるのは、クラブの発売年ではない
ということです。
もちろん、クラブの性能差がまったくないわけではありません。
最新モデルの方が打ちやすかったり、ミスに強かったりすることもあります。
でも、それ以上に大きいのは、
自分に合っているか。
そして、
ある程度安定して打てるか。
この2つです。
極端な話、最新の10万円を超えるドライバーを使っていても、自分に合っていなければスライスは出ます。
逆に、数年前の中古ドライバーでも、自分に合っていて安心して振れるなら十分に戦えます。
むしろ初心者のうちは、
「最新だから安心」ではなく、「型落ちでも自分に合うものを選ぶ」
という考え方の方が、結果的に失敗は少なくなります。
そして中古市場には、
発売当時は人気だったのに、モデルチェンジによって価格だけが下がったクラブ
がたくさんあります。
こうしたクラブを上手く選べるようになると、
性能を大きく妥協せず、購入価格だけを抑える
ことができます。
中古クラブの面白さは、まさにここにあります。
中古クラブは買い替えやすく、売りやすい
中古クラブの大きなメリットの一つが、
買い替えのハードルが低いこと
です。
ゴルフクラブは、実際にしばらく使ってみないと分からないことがあります。
試打では良かった。
見た目も気に入った。
評判も良かった。
それでも、ラウンドで使ってみると、
「なんとなく合わない」
と感じることがあります。
こういう時、新品で高額なクラブを買っていると簡単には手放しづらくなります。
一方、中古クラブなら購入価格そのものを抑えやすいので、合わなかった時にも次のクラブへ移りやすくなります。
さらに、
中古で買って、中古で売る
という考え方を持つと、実際の負担額をかなり抑えられることがあります。
たとえば、2万円で買ったクラブをしばらく使って、1万5,000円で売れたとします。
この場合、そのクラブを試すために実際に使った金額は、
5,000円
です。
もちろん、毎回こんなに上手く売れるとは限りません。
モデルや状態、購入価格、売るタイミングによっても変わります。
それでも、
「購入価格」ではなく「売却まで含めた実質負担額」で考える
ようになると、クラブ選びの考え方はかなり変わります。
クラブ選びも含めて、40代からゴルフをどう楽しんでいくかについては、こちらの記事でも書いています。
特に人気メーカーの定番モデルや、発売から少し時間が経った人気モデルは、中古市場でも需要が残っていることがあります。
逆に、どれだけ安くても、
売りにくい。
相場が大きく下がっている。
需要がほとんどない。
こうしたクラブは、結果的に割高になることもあります。
だから私は、中古クラブを見る時に、
「いくらで買えるか」だけではなく、「もし合わなかったら、いくらくらいで売れそうか」
も見るようにしています。
これは中古クラブならではの大きなメリットです。
最初から完璧な一本を探す必要はありません。
買う → 使う → 合わなければ売る → 次を試す。
このサイクルを作れると、自分に合うクラブを探しながら、出費も抑えやすくなります。
中古クラブは単に安く買うための選択肢ではなく、
失敗するコストを小さくしながら試せる選択肢
でもあります。
中古クラブ選びで失敗しないために見るポイント
中古クラブはコスパの良い選択肢ですが、
「安ければ何でもいい」
というわけではありません。
むしろ中古だからこそ、購入前に確認しておきたいポイントがあります。
私なら、最低でも次の項目は確認します。
・シャフトの種類
・フレックス
・ロフト角
・ヘッドやフェースの状態
・グリップの状態
・中古相場
まず、シャフトです。
同じヘッドでも、シャフトが違うだけで振りやすさは大きく変わります。
重さや硬さが合っていないと、
「なんとなく振りにくい」
「タイミングが合わない」
と感じる原因になります。
初心者のうちは、ヘッドだけではなく、
シャフトまで含めて一本のクラブ
と考えた方が失敗しにくいです。
次にフレックス。
一般的には、
R、SR、S
などがありますが、
Sだから上級者向け、Rだから初心者向け
と単純に決める必要はありません。
自分のヘッドスピードや振り方に合っているかの方が重要です。
分からない場合は、ゴルフショップで一度計測してもらうだけでもクラブ選びがかなり楽になります。
ロフト角も確認しておきたいポイントです。
特にドライバーは、初心者なら無理に低いロフトを選ぶ必要はありません。
ボールが上がりやすい方が安心して打てることも多いため、
数字が小さい方が飛ぶ
という理由だけで選ばない方が安全です。
そして中古品で特に重要なのが、クラブの状態です。
多少の傷であれば使用上ほとんど問題ありません。
一方で、
ヘッドに大きな凹みがある。
フェースに不自然な傷がある。
シャフトに大きな傷や割れがある。
グリップが硬化してツルツルになっている。
こうしたものは注意が必要です。
特にグリップは交換できますが、交換費用まで考えると、
一見安く見えた中古クラブが、実はそこまで安くなかった
ということもあります。
最後に、必ず確認しておきたいのが相場です。
同じクラブでも、店舗やフリマサイトによって価格差があります。
購入する前に、
「このモデルは中古でだいたいいくらなのか」
を一度調べておくだけでも、高値掴みを避けやすくなります。
中古クラブ選びで大切なのは、
一番安いものを探すことではありません。
自分に合いそうなスペックで、状態が良く、相場から見ても納得できる価格のものを選ぶ。
この3つが揃っていれば、中古クラブ選びで大きく失敗する確率はかなり下げられます。
私自身、中古クラブで100切りできた
中古クラブでも十分だと感じている一番の理由は、私自身が実際に中古クラブを使いながら100切りを達成できたからです。
特に印象に残っているのが、
TaylorMade 初代 M2 ドライバー
です。
初代M2を100切りの相棒として使ってきた理由については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
2016年発売のモデルなので、今となってはかなり前のクラブです。
それでも、私にとっては十分すぎるほど使えるドライバーでした。
ゴルフを始めた頃から使い続け、100切りを達成した今でも愛用しています。
もちろん、最新モデルと比べれば性能差はあるはずです。
でも、実際にラウンドしていて、
「古いクラブだから100を切れない」
と感じたことはありませんでした。
むしろ、
OBを減らすこと。
アプローチ。
パター。
こうした部分の方が、スコアにははるかに大きく影響しました。
実際、どれだけ新しいドライバーを使っていても、OBが何発も出ればスコアは崩れます。
逆に、少し古いクラブでも、フェアウェイ付近にボールを運べれば十分に次のショットにつなげられます。
この経験から、
100切りを目指す段階では、最新モデルであることよりも、自分が安心して使えるクラブであることの方が重要
だと考えるようになりました。
中古クラブには、少し前まで各メーカーの主力だったモデルがたくさんあります。
発売当時は高額だったクラブでも、数年経つだけで手頃な価格まで下がっていることがあります。
そうしたクラブの中から、自分に合う一本を探す。
これも中古クラブの楽しさの一つです。
ここは、初心者の頃の自分にも伝えたい部分です。
最初から最新モデルを揃えなくても大丈夫です。
まずは、自分が安心して振れるクラブを見つける。
そして、そのクラブでたくさん練習して、たくさんコースを経験する。
100切りを目指すなら、私はその順番をおすすめします。
40代から始めるなら「続けられるお金の使い方」が大切
ゴルフは、始めようと思えばいくらでもお金をかけられる趣味です。
最新のクラブ。
新しいウェア。
高性能な距離計。
レッスン。
有名なゴルフ場。
もちろん、こうしたものにお金を使う楽しさもあります。
でも、40代から長くゴルフを続けていくなら、
「どれだけお金をかけるか」より、「無理なく続けられるか」
の方が大切だと私は思っています。
クラブに予算を使いすぎて、練習やラウンドの回数を減らしてしまう。
それでは本末転倒です。
中古クラブを上手く使えば、道具代を抑えながら、その分を練習やラウンドに回せます。
そして、自分に合わなければ売って、また別のクラブを試すこともできます。
私自身、2016年発売の初代M2ドライバーを今でも愛用しています。
最新モデルではありません。
それでも、100切りを達成し、今もラウンドで普通に使えています。
この経験からも、
「新しい=自分にとって一番良い」ではない
と感じています。
大切なのは、
自分に合っていること。
安心して使えること。
そして、ゴルフを続けるための負担にならないこと。
中古クラブは、この3つを満たす選択肢になり得ます。
40代からゴルフを始めるなら、これから先も長く楽しめます。
50代でも。
60代でも。
その先も続けられるかもしれません。
だからこそ最初から無理をせず、
「長くゴルフを楽しむために、どこへお金を使うか」
を考える。
私は、この考え方が40代からのゴルフには合っていると感じています。
最新クラブを買うことが正解ではありません。
中古クラブを買うことが正解でもありません。
自分に合った道具を、自分に合った予算で選ぶ。
その選択肢の一つとして、中古クラブはかなり優秀です。
これからゴルフを始める方や、クラブ選びに迷っている方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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