ゴルフを始めた頃は、まずボールに当てること自体が難しく、ドライバーでは何度もOBを出しました。
それだけでも十分しんどかったのですが、100切りまでの3年間で一番苦労したのは、
練習場では打てるのに、コースではまったく同じように打てないこと。
でした。
打ちっぱなしでは、それなりに当たる。
「今回は少し良くなったかもしれない。」
そう思ってラウンドへ行く。
でも、実際にコースへ出るとミスばかり。
前回は100台だったのに、次は110台。
場合によっては120台まで戻る。
練習もしているのに、スコアはむしろ悪くなっている。
そんなことを何度も繰り返しました。
その頃は、
「じゃあ、打ちっぱなしで練習する意味ってあるのか。」
と本気で悩んだこともあります。
さらに、YouTubeで違うスイングを見つけるたびに試し、情報迷子になったり、
朝一のティーショットや後ろの組からの視線で緊張したり。
アプローチも、クラブや打ち方を変えすぎて、自分の基準がなかなか決まりませんでした。
今振り返ると、100切りまでに必要だったのは、新しいことをどんどん増やすことではなく、
自分が迷わずできることを少しずつ増やしていくこと。
だったように感じています。
この記事では、40代からゴルフを始めた私が、100切りまでに特に苦労したことを、
実際の失敗や迷った時期を振り返りながらまとめます。
最初はボールに当てることとドライバーのOBに苦しんだ
ゴルフを始めたばかりの頃は、そもそもボールにまともに当てること自体が難しかったです。
トップ。
ダフリ。
チョロ。
空振りに近いような当たり。
まずは普通に前へ飛ばすことだけでも、かなり苦労しました。
その中でも特にスコアを崩す原因になっていたのが、ドライバーのOBです。
ドライバーのOBで一気にスコアを崩していた
ティーショットでOB。
プレイング4で前進して、4打目でもミス。
そこから焦ってしまい、そのホールだけで一気に大叩きする。
そんなことが何度もありました。
ドライバーがうまく当たれば、
「今日はちょっといけるかもしれない。」
と思える。
でも、最初のティーショットで大きく曲げると、
「また今日もあかんかも。」
と、一気に気持ちまで崩れてしまう。
当時は、それくらいドライバーの結果に引っ張られていました。
OBを減らしたくて、スイングを何度も変えた
当然、OBを減らしたくていろいろ試しました。
YouTubeで、
「スライスを直す方法。」
「ドライバーを真っすぐ飛ばす方法。」
そんな動画を見ては、次の練習で試す。
うまくいかなければ、また別の動画を見る。
そして、また違う打ち方を試す。
今振り返ると、この頃から少しずつ、
「自分のスイングが分からない。」
という状態に入っていった気がします。
OBを直したくて始めたはずなのに、気づけばドライバーだけではなく、アイアンまでどう振ればいいのか分からなくなる。
ここから、私の情報迷子・スイング迷子がかなり長く続くことになりました。
YouTubeを見すぎて、情報迷子・スイング迷子になった
ドライバーのOBを減らしたくて、私はYouTubeのレッスン動画をかなり見るようになりました。
スライスを直す方法。
飛距離を伸ばす方法。
手の使い方。
身体の回し方。
そのとき気になっていることを検索すれば、いくらでも動画が出てきます。
最初は、
「これだけ情報があるなら、独学でも何とかなるんじゃないか。」
と思っていました。
実際、私はグループレッスン、独学、マンツーマンレッスンと練習方法を変えてきたのですが
独学で練習していた時は、情報が多すぎることで、逆に苦しむことになりました。
毎回違うことを試して、自分の基準がなくなった
ある動画を見て、
「これやってみよう。」
と思う。
次の練習で試す。
うまくいかなければ、また別の動画を見る。
今度は違う打ち方を試す。
そんなことを繰り返していました。
その結果、
毎回スイングが変わっていく。
という状態になりました。
昨日まで意識していたことを、今日はやめる。
今日やったことを、次の練習ではまた変える。
気づけば、
「結局、どう振ればいいんやろ。」
という状態になっていました。
練習場では打てても、コースでは再現できなかった
さらにしんどかったのが、
練習場ではそれなりに打てているのに、コースへ行くと全然打てないことです。
打ちっぱなしでは、
「ちょっと良くなってきたかも。」と思える。
週1〜2回の打ちっぱなしを続ける中で、練習場では『ちょっと良くなってきたかも。』と手応えを感じることもありました。
でもラウンドへ行くと、トップ、ダフリ、OB。
前のラウンドよりスコアが悪くなることもありました。
100台で回れた次のラウンドで110台。
さらに120台まで叩く。
そんなこともありました。
練習しているのに、結果は悪くなる。
そのときは本気で、
「じゃあ打ちっぱなしで練習する意味ってあるんやろか。」
と思っていました。
今振り返ると、練習場とコースでは条件が全然違います。
でも当時は、
「練習場で打てる=コースでも打てるはず。」
と思っていたので、そのギャップがかなりしんどかったです。
そして、この「練習ではできるのに本番ではできない」という問題には、
スイングだけではなく、メンタルも大きく関係していました。
コースでは技術以外のプレッシャーも大きかった
練習場ではそれなりに打てるのに、コースに出るとうまく打てない。
その原因は、スイングだけではなかったと思います。
私はもともと、人より緊張しやすい方です。
特に本番になると、
「失敗したらどうしよう。」
という気持ちが強くなりやすい。
ゴルフでは、その緊張がかなりショットに影響していました。
朝一のティーショットが特に緊張した
朝一のティーショットは、今でも独特の緊張感があります。
同伴者だけではなく、後ろの組の知らない人が待っていることもあります。
みんなが見ている中で、
「ちゃんと当てないと。」
と思えば思うほど、身体が固くなる。
練習場では普通に振れていたのに、コースに出ると急に普段どおりのスイングができなくなることが何度もありました。
後ろの組を待たせていると思うと、さらに焦った
初心者の頃は、当然ですが上手い人より打数が多くなります。
ティーショットでOB。
プレイング4で前進して、4打目でもミス。
さらにアプローチでもミス。
そうすると、どうしても時間がかかります。
後ろの組が待っているのが見えると、
「早く打たないと。」
という気持ちが強くなりました。
でも、焦って打つとまたミスをする。
するとさらに時間がかかる。
ミスする。
焦る。
またミスする。
この悪循環には何度も入りました。
今振り返ると、メンタルも練習の対象だった
当時は、
「もっとスイングを良くしないと。」
「もっと練習しないと。」
と、技術のことばかり考えていました。
でも今振り返ると、
本番で普段に近い状態を作ることも、一つの技術でした。
緊張そのものをなくすことは難しいです。
それでも、
緊張していることに気づく。
焦っているときほど急いで振らない。
一度呼吸を整える。
ミスしても次の一打まで引きずらない。
こうしたことも、もっと意識して練習しておくべきでした。
こうしたことも、もっと意識して練習しておくべきでした。
今でも私は、本番の緊張に強いタイプではありません。
だからこそ、
スイングだけでなく、メンタルも少しずつ強くしていく。
これも、これからの私の課題の一つです。
アプローチは「自分の型」が決まるまで時間がかかった
100切りまでに苦労したことの中で、アプローチもかなり大きな課題でした。
グリーン周りまで来ても、そこからなかなか寄せられない。
トップしてグリーンをオーバーする。
逆に緩んで手前にショートする。
距離感が合わず、せっかくグリーンの近くまで来ても、そこから何打も使うことがありました。
毎回やり方を変えていたから、距離感が安定しなかった
当時はアプローチでも、いろいろなやり方を試していました。
使うクラブを変える。
構え方を変える。
振り幅を変える。
YouTubeで新しい打ち方を見つければ、それをまた試す。
その結果、
アプローチでも自分の基準がなかなか作れませんでした。
前回うまくいった打ち方を続けるのではなく、次のラウンドではまた別の方法を試している。
これでは、距離感が安定しないのも当然でした。
自分に合うクラブと打ち方を絞ることが必要だった
今振り返ると、アプローチでも大切だったのは、選択肢を増やすことではありませんでした。
「この距離なら、このクラブで、このくらい振る。」
という自分なりの基準を作ることでした。
最初から何種類もの打ち方を使い分ける必要はありません。
まずは自分が一番打ちやすいクラブと打ち方を決める。
それを繰り返して、距離感を作る。
そこから必要になったときに、別の打ち方を増やしていく。
この順番の方が、私には合っていました。
スイングでもアプローチでも、迷っていた時期の私は、
できることを増やそうとして、逆に自分の基準を失っていた。
今はそこが、100切りまで時間がかかった理由の一つだったと振り返っています。
100切りまでに必要だったのは「増やすこと」より「減らすこと」だった
100切りまでの3年間を振り返ると、私はずっと、
「もっと何かを増やせば上手くなる。」
と考えていた気がします。
もっとYouTubeを見る。
もっと違うスイングを試す。
もっと練習方法を変える。
もっとクラブを変える。
でも、実際に必要だったのはその逆でした。
やることを増やすより、減らして繰り返せることを作る。
これが大きかったです。
スイングもアプローチも、基準がないことが一番しんどかった
情報迷子になっていた頃は、毎回違うことを試していました。
その日の調子が悪ければ、
「この打ち方が合っていないのかもしれない。」
と考える。
別の動画を見る。
また違うことを試す。
これを続けると、うまくいかなかった原因が何なのかすら分からなくなります。
アプローチも同じでした。
クラブを変える。
打ち方を変える。
振り幅を変える。
その結果、距離感の基準がなかなか作れませんでした。
今振り返ると、
自分の中に基準がないことが、一番苦しかったです。
練習場でできることを、コースでも繰り返せる形にする
練習場でナイスショットを打つこと自体は、少しずつできるようになりました。
でも、コースでは毎回条件が違います。
傾斜がある。
芝から打つ。
緊張する。
後ろの組もいる。
だからこそ、練習場だけで完璧なショットを作るより、
多少ミスしても、コースで同じように繰り返せる形を作ること。
こちらの方が重要でした。
毎回100点のショットを狙うのではなく、
70点でもいいから、同じように前へ運ぶ。
アプローチも、何種類も使い分けるより、まずは一つの打ち方で距離感を作る。
そうやって迷う要素を減らすことで、少しずつコースでも再現しやすくなりました。
迷いが減ると、メンタルも少し楽になった
やることが決まっていると、コースでも考えすぎなくなります。
「今日はこの打ち方でいく。」
「この距離はこのクラブで打つ。」
「ミスしても次で取り返そうとしない。」
こういう基準があるだけで、プレー中の迷いはかなり減ります。
私はもともと緊張しやすいので、考えることが増えるほど余計に力が入ります。
だから、
技術を増やすことより、判断をシンプルにすること。
これも100切りまでに必要だったことの一つでした。
今なら、
上達するために新しいことを探し続けるより、自分ができることを固定して繰り返す。
まずはそこから始めます。
100切りまでに一番苦労したのは、技術より「迷い」だった
100切りまでの3年間を振り返ると、もちろん技術的に苦労したことはたくさんありました。
ボールに当てること。
ドライバーのOB。
アプローチの距離感。
コースでの緊張。
どれも簡単ではありませんでした。
でも、その中で一番しんどかったのは、
「何を信じて、何を練習すればいいのか分からない状態。」
だったと今は感じています。
YouTubeを見て、違うスイングを試す。
練習場では打てる。
でもコースでは打てない。
スコアが悪くなる。
また違うことを探す。
この繰り返しで、自分の基準がどんどん分からなくなっていきました。
スコアが悪くなっても、練習が無駄だったわけではなかった
当時は、
「こんなに練習してるのに、また120台か。」
と落ち込むこともありました。
前回よりスコアが悪ければ、
「また下手になった。」
と感じる。
でも、今振り返ると、スコアが悪かったからといって、すべてが後退していたわけではありません。
OBが少し減った。
アプローチで大きなミスが減った。
緊張している自分に気づけるようになった。
無理に取り返そうとしなくなった。
こういう変化は、少しずつ積み重なっていました。
結果がスコアに表れるまでに、時間がかかっただけです。
今も「迷わないゴルフ」は課題の途中
初ラウンド150前後から100切りまでには、約3年かかりました。
でも、今でも90台を安定して出せるわけではありません。
練習場では打てても、コースで崩れることはあります。
緊張することもあります。
スイングで迷うこともあります。
だから、これはもう克服した話ではありません。
今も続いている課題です。
ただ、以前と違うのは、
迷ったときに、何でも新しいことを足せばいいわけではない。
と分かるようになったことです。
自分ができることを一つずつ整理する。
基準を作る。
コースで再現できる形にする。
技術だけでなく、メンタルも整える。
100切りまでに一番苦労した経験から、今はそこを大切にしています。
ゴルフは、上達すれば迷わなくなるのではなく、
迷ったときに戻れる場所を作ることが大事。
今はそう考えています。

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