ゴルフを始めたばかりの頃、私はセルフスタンドバッグを使っていませんでした。
グリーン周りまでウェッジやパターを何本か持っていき、使わないクラブは芝の上に置く。
打ち終わったらクラブを拾って、次の場所へ移動する。
ごく普通のことですが、私はこれで何度もクラブを置き忘れました。
取りに戻ったことは数え切れません。
そして結局、クラブを2本ほどなくしています。
そんな経験から使い始めたのが、セルフスタンドバッグです。
「スタンドクラブケース」や「サブバッグ」などとも呼ばれる、クラブを数本入れて持ち運べる小型の自立式のバッグです。
これを使い始めてからは、クラブをなくすことがなくなりました。
置き忘れも、ほぼありません。
さらに、グリーン周りへ複数のクラブを持っていきやすくなり、プレーファーストにもつながりました。
使ってみて分かったのは、これは上級者向けの便利グッズではなく、むしろラウンドに慣れていない初心者と相性がいい道具だということです。
もちろん、セルフスタンドバッグにもデメリットがあります。
今回は実際に使い続けて感じたメリット・デメリットと、使用するときに気をつけたいことを紹介します。
私がセルフスタンドバッグを使い始めた理由
一番の理由は、クラブの置き忘れでした。
初心者の頃は、ボールの場所へ行ってみないと、どのクラブを使えばいいのか分からないことがよくあります。
「PWでいけるかな」
「いや、AWもいるかもしれない」
「バンカーに入ったらSWも必要だな」
そこにパターも加わり、3本、4本と抱えてグリーン周りへ向かいます。
問題は、そのあとです。
打つときには使わないクラブを芝の上へ置きます。
そしてプレーが終わると、スコアや次のホールのことで頭がいっぱいになり、そのままカートへ戻ってしまう。
私はこれを何度もやりました。
途中で気づいて取りに戻れればまだいいのですが、そのまま見つからず、なくしてしまったクラブもあります。
セルフスタンドバッグを使い始めてからは、
「使ったクラブをバッグへ戻す」
という流れができました。
クラブをバラバラに芝の上へ置く必要がなくなったことで、置き忘れはほとんどなくなりました。
クラブを2本なくした私にとっては、これだけでも使う価値があります。
初心者にセルフスタンドバッグをおすすめしたい5つの理由
1.クラブの置き忘れを防ぎやすい
私が感じている一番大きなメリットです。
クラブを3本、4本と手で持ち歩くと、
「何本持ってきたか」
まで覚えておかなければいけません。
初心者は、それ以外にも考えることがたくさんあります。
残り距離。
クラブ選び。
ボールのライ。
スコア。
後ろの組を待たせていないか。
そこに「地面に置いたクラブを忘れない」という仕事まで増えます。
セルフスタンドバッグなら、使わないクラブはバッグの中です。
打ち終わったクラブもバッグへ戻す。
この習慣だけで、置き忘れの可能性をかなり減らせます。
2.複数のクラブを持っていきやすい
初心者ほど、ボールのところへクラブ1本だけを持っていくのは難しいものです。
カートから見たときには50ヤードくらいだと思っていても、実際に行ってみると思ったより距離がある。
芝の状態を見たら、予定していたクラブでは打ちにくい。
バンカー越えで、違うウェッジを使いたくなる。
ラウンドでは、こういうことが普通にあります。
そのたびにカートへクラブを取りに戻っていたら時間がかかります。
セルフスタンドバッグなら、使う可能性のあるクラブを最初から数本持っていけます。
私もグリーン周りでは、ウェッジ数本とパターをまとめて持っていくことが多いです。
クラブ選びを間違えても、その場で交換できます。
これはかなり楽です。
3.プレーファーストにつながる
複数のクラブを持っていけることは、プレーファーストにもつながります。
初心者の頃は、
「後ろの組を待たせてはいけない」
という焦りもあります。
そんな中でクラブを取りにカートまで戻ると、さらに焦ります。
最初から使いそうなクラブを数本持っていけば、ボールのところへ行ったあとにクラブを交換するために戻る必要がありません。
初心者はプレーそのものに時間がかかることもあります。
だからこそ、道具で短縮できる時間は短縮しておきたいところです。
セルフスタンドバッグは、その助けになります。
4.クラブを地面に置かなくていい
これも使い始めてから気に入ったポイントです。
朝のゴルフ場では、芝が朝露でかなり濡れていることがあります。
そこへクラブを直接置けば、グリップやシャフトも濡れます。
汚れも付きます。
セルフスタンドバッグを使えば、クラブを地面に直接置く機会そのものを減らせます。
そしてもう一つ。
クラブを置いたり拾ったりするために、毎回しゃがまなくて済みます。
1回だけなら大した動作ではありません。
ただ、18ホールの中で何度も繰り返します。
後半になって疲れてくると、この小さな動作が意外と面倒です。
40代の私にとっては、この差もかなり大きく感じます。
5.練習場でも使いやすい
セルフスタンドバッグは、ラウンドだけでなく練習場でも便利です。
打ちっぱなしへ行くからといって、毎回14本すべてを練習するわけではありません。
今日はウェッジを中心に練習する。
今日はアイアンだけ打つ。
そんな日もあります。
それなら必要なクラブだけをセルフスタンドバッグへ入れて持っていけば十分です。
大きなキャディバッグを毎回持ち運ばなくていいので、練習内容が決まっている日にはかなり使いやすいです。
私が40代からゴルフを始めて、実際にスコアアップにつながった練習については、こちらの記事でまとめています。
セルフスタンドバッグにもデメリットはある
私はセルフスタンドバッグをおすすめしていますが、便利なことばかりではありません。
実際に使っているからこそ、面倒に感じる部分もあります。
1.カートで邪魔になることがある
特に4人でラウンドすると問題になるのが置き場所です。
1人ならそれほど気にならなくても、4人全員がセルフスタンドバッグを持っていれば、それだけでかなりの荷物になります。
カートに専用の置き場所があるとは限りません。
自分で抱えて乗ることもありますし、どこかへ掛ければ邪魔になることもあります。
無理にカートへ引っ掛けるのも危険です。
落下して破損したり、走行中にタイヤ周辺へ巻き込まれたりすれば、大きなトラブルになります。
便利だからといって、適当な場所へ掛けないことも大切です。
2.クラブを入れすぎると重たくなる
セルフスタンドバッグがあると、ついクラブを入れすぎてしまいます。
「これも使うかもしれない」
「念のため、これも持っていこう」
そうして本数を増やしていくと、当然バッグは重たくなります。
その重たいバッグを持ってコースを歩けば、便利になるはずが逆に疲れます。
私自身、ついつい入れすぎてしまうことがあります。
セルフスタンドバッグは、
「必要なクラブを数本持ち運ぶもの」
と割り切ったほうが使いやすいです。
3.自分で管理する荷物が一つ増える
通常のキャディバッグとは違い、セルフスタンドバッグは基本的に自分で管理する場面が増えます。
ゴルフ場に着いたとき。
カートへ乗せるとき。
ラウンドが終わったあと。
常に、
「サブバッグはどこに置いたか」
を気にしておく必要があります。
クラブを忘れなくするために買ったバッグそのものを忘れてしまったら意味がありません。
便利な道具が一つ増える代わりに、管理する荷物も一つ増える。
ここはデメリットです。
4.ゴルフ場によっては使用できない
セルフスタンドバッグは、どのゴルフ場でも自由に使えるとは限りません。
ゴルフ場によっては、芝の保護やカートでの事故・破損防止などを理由に使用を禁止している場合があります。
初めて行くゴルフ場では、事前に公式サイトなどで確認しておいたほうが安心です。
持って行ったのに使えなかった、ということもあり得ます。
グリーン周りでは置き場所に注意する
セルフスタンドバッグを使うなら、特に気をつけたいのがグリーン周りです。
セルフスタンドバッグは脚を開いて自立させます。
その脚が芝へ食い込めば、グリーンを傷める原因になります。
ゴルフ場によってルールは異なりますが、私はエッジ周辺でもできるだけ気を使うようにしています。
グリーンから少し離れた場所へ置く。
他のプレーヤーの邪魔にならない場所を選ぶ。
コースを傷めそうな場所には置かない。
便利な道具だからこそ、使う側が気をつけなければいけません。
「初心者っぽく見える」は気にしなくていい
セルフスタンドバッグについて、
「初心者っぽく見える」
と感じる人もいるかもしれません。
ただ私自身は、そこはまったく気にしていません。
それより大切なのは、
大切なクラブを置き忘れない。
使う可能性のあるクラブをまとめて持っていく。
クラブを交換するためにカートへ何度も戻らない。
後ろの組をできるだけ待たせない。
こちらです。
上手そうに見えることより、周りに迷惑をかけずスムーズにプレーすることのほうが大切です。
むしろ、まだラウンドに慣れていないからこそ、道具に助けてもらえばいい。
私はそう考えています。
初心者がセルフスタンドバッグを選ぶときのポイント
これからセルフスタンドバッグを買うなら、難しく考える必要はないと思います。
私の場合、グリーン周りで使うウェッジ数本とパターが入れば十分です。
実際に使っていて確認しておきたいのは、
- 必要なクラブが無理なく入るか
- スタンドが安定しているか
- 持ち手が握りやすいか
- 肩掛けできるか
- 小物を入れられるポケットがあるか
このあたりです。
セルフスタンドバッグは便利なので、ついついクラブを何本も入れたくなります。
ただ、入れすぎると結局持ち歩くときに重たくなります。
私自身もついクラブを増やしてしまうことがありますが、**「その場で使う可能性のあるクラブだけを入れる」**くらいが一番使いやすいです。
初めて購入するなら、必要なクラブが入って、持ち運びやすそうな一般的なタイプを選べば十分だと思います。
私が実際に使っているセルフスタンドバッグはこちらです。
通常のラウンドで使うには、これくらいのシンプルなタイプで十分だと感じています。
セルフスタンドバッグは初心者こそ使いやすい
セルフスタンドバッグにはデメリットもあります。
荷物が一つ増える。
クラブを入れすぎれば重たくなる。
カートでは邪魔になることがある。
自分で管理しなければならない。
使用できないゴルフ場もあります。
それでも私は、初心者にはかなり便利なゴルフ用品だと感じています。
私はセルフスタンドバッグを使っていなかった頃、クラブを何度も置き忘れ、最終的に2本ほどなくしました。
使い始めてから、それがほぼなくなりました。
必要なクラブを数本まとめて持っていけるので、クラブ選びにも余裕ができます。
プレーファーストにもつながります。
地面へクラブを置く回数も減りました。
練習場でも使えます。
特にラウンドにまだ慣れていない人ほど、こうした小さな余裕を作ってくれる道具の価値は大きいです。
セルフスタンドバッグは、
上手くなってから使う道具ではなく、まだラウンドに慣れていないからこそ使いたい道具。
クラブを何度も置き忘れた私にとっては、今では欠かせないゴルフ用品の一つです。

コメント