100切りを目指していた頃の私は、上手くなるために何かを増やそうとしていました。
もっと飛ばしたい。
もっとピンを狙いたい。
難しい状況からでも、できるだけ前へ進みたい。
いろいろなクラブを使えるようになりたい。
でも、実際に100切りにつながったのは、何かを増やしたことよりも、やらないことを決めたことでした。
傾斜がきつい場所やライが悪い場所から無理に狙わない。
ハザードがあるなら、無理にグリーンを狙わない。
狭いホールでは、ドライバーを使わない。
バンカーから無理に寄せようとしない。
同伴者と飛距離を競わない。
スコアを途中で気にしすぎない。
良いホールでも悪いホールでも、できるだけ引きずらない。
そうやって、一打で取り返そうとする場面を少しずつ減らしていきました。
結果的に、100を切ったラウンドも「絶対に今日100を切る」と強く意識していたわけではありません。
自分のできることだけをやっていたら、終わってみると97でした。
この記事では、私が100切りまでにやめたことと、大叩きを減らすために変えた考え方を、実体験からまとめます。
悪いライから無理に狙うのをやめた
100切りを目指していた頃は、どんな場所からでも少しでも前へ飛ばしたいと思っていました。
でも、傾斜がきつい場所や、ボールが沈んでいるような悪いライでは、思ったように打てないことが多いです。
そこで途中から、
「ここは狙う場所じゃない」
と割り切るようになりました。
グリーンを狙わない。
距離を稼ごうとしない。
まずはフェアウェイに戻すことだけを考える。
それだけです。
以前なら、難しいライからでもできるだけ前へ進もうとして、さらにミスを重ねることがありました。
でも、そこで1打使って安全な場所に戻せば、次は普通に打てます。
100切りを目指していた私にとっては、ナイスショットを増やすことよりも、
ミスのあとに、もう一度ミスを重ねないこと。
この方がスコアには大きく効きました。
難しい場所から無理に狙うのをやめてから、1ホールで一気に崩れる場面は減っていきました。
ハザード越えで無理にグリーンを狙うのをやめた
100切りを目指していた頃は、グリーンが見えるとどうしても狙いたくなっていました。
でも、その手前にバンカーや池などのハザードがあると、少しのミスで一気にスコアを崩すことがあります。
以前の私は、
「届きそうなら狙う」
という考え方をしていました。
でも途中から、
「ハザードが気になるなら、無理に狙わない」
ようにしました。
一度手前に刻む。
安全な場所に置く。
そこから次の一打でグリーンを狙う。
それだけです。
もちろん、毎回刻むわけではありません。
距離や自分の調子、ライによって狙うこともあります。
ただ、100切りを目指していた頃は、成功率の低いショットを無理に選ばないことの方が大事でした。
グリーンに乗せたい。
少しでも前に進みたい。
そういう気持ちが強いほど、無理をしやすくなります。
でも、1打で取り返そうとしない。
ハザードの手前で止めてもいい。
そう考えるようになってから、大きなミスは減っていきました。
ピンを直接狙いすぎるのをやめた
100切りを目指していた頃は、グリーンを狙うときに、ついピンを基準に考えていました。
ピンが右にあれば右を狙う。
奥にあれば少し大きめに打つ。
できるだけカップの近くに乗せたい。
でも、そこまで細かく狙えるほどショットが安定していたわけではありません。
そこで途中から、
「グリーンに乗れば十分」
と考えるようになりました。
特にピン位置が難しいときは、無理に近づけにいかず、グリーンのセンター付近を狙う。
少し距離が残ってもいい。
まずは乗せることを優先する。
それだけで、プレッシャーはかなり減りました。
100切りを目指している段階では、毎回ピンの近くに乗せる必要はありません。
むしろ、ピンを狙いすぎてグリーンを外し、そこからさらに難しいアプローチになる方がスコアを崩しやすいです。
寄せようとしすぎるより、まず安全な場所に乗せる。
この考え方に変えてから、グリーン周りで無理をする場面も減っていきました。
狭いホールでドライバーを使うのをやめた
以前は、ティーショットといえばドライバーという感覚が強くありました。
せっかくなら少しでも飛ばしたい。
飛距離が出た方が、次のショットも楽になる。
そう考えて、狭いホールでもドライバーを持つことがありました。
でも、100切りを目指すようになってからは、その考え方を変えました。
フェアウェイが狭い。
左右にOBがある。
自分が構えたときに、少しでもプレッシャーを感じる。
そんなときは、無理にドライバーを使わないようにしました。
飛ばすことより、次のショットを打てる場所に置くことを優先する。
それだけです。
もちろん、ドライバーでうまく打てれば距離は稼げます。
でも、曲がってOBになれば、その一打だけでは終わりません。
私はOBのあと、前進4打でプレーすることが多いので、そこで一気にスコアが苦しくなります。
それなら、最初から少し短いクラブを持って、フェアウェイに残した方がいい。
そう考えるようになりました。
100切りを目指していた頃は、ティーショットで目立つナイスショットを打つことよりも、次を普通に打てる位置に置くことの方が大事でした。
飛距離を欲張らない。
ドライバーにこだわらない。
この考え方も、大叩きを減らすきっかけの一つでした。
バンカーから無理に寄せようとするのをやめた
以前は、バンカーに入ると、
「できるだけカップの近くまで寄せたい」
と考えていました。
でも、バンカーショット自体が安定していないのに、さらに距離感まで合わせようとすると、難易度が一気に上がります。
そこで途中から、
「まず出ればOK」
と考えるようになりました。
ピンに寄せなくていい。
少し距離が残ってもいい。
とにかく一回でバンカーから出す。
それだけです。
もちろん、うまく寄れば嬉しいです。
でも、寄せようとしてミスをして、もう一度バンカーから打つ方がスコアには大きく響きます。
100切りを目指していた頃の私には、
ナイスショットを狙うより、同じ場所でもう一度打たないこと。
この方が大事でした。
バンカーに入った時点で、少し予定は変わります。
だからそこで無理に取り返そうとしない。
まずは安全に次へ進む。
この考え方に変えてから、バンカーで大きく崩れる場面も減っていきました。
アプローチでいろいろ試すのをやめた
以前は、アプローチでもいろいろなクラブを使おうとしていました。
ピッチングウェッジ。
アプローチウェッジ。
サンドウェッジ。
状況によって打ち分けた方がいいと思っていたからです。
でも、実際には選択肢が増えるほど迷いました。
どのクラブを使うか。
どれくらい上げるか。
どれくらい転がすか。
考えることが増えるほど、打つ前から不安になっていました。
そこで100切りを目指していた頃は、アプローチもできるだけシンプルにしました。
クラブ選びでも同じで、最初から多くの選択肢を持つより、自分が迷わず使えるクラブを揃える方が扱いやすいです。
自分が一番やりやすい打ち方に絞る。
たとえば、ピッチングウェッジで転がす。
まずはそれを基準にする。
それだけです。
もちろん、今後もっと上達すれば、状況に応じていろいろな打ち方ができる方がいいと思います。
でも、100切りを目指していた私には、選択肢を増やすことよりも、迷わないことの方が大切でした。
毎回同じような考え方で打てる。
同じクラブを持てる。
それだけで、アプローチのプレッシャーはかなり減りました。
できることを増やすより、まず一つの形を持つ。
この考え方も、大叩きを減らすうえで役立ちました。
スコアを意識しすぎるのをやめた
100切りを意識していた頃は、ラウンドの途中でスコアを計算することがありました。
「このままいけば100を切れるかもしれない」
「あと何打までなら叩いても大丈夫」
そんなことを考え始めると、急にプレッシャーが強くなります。
少しミスをしただけで、
「やばい、100切れないかもしれない」
と焦る。
その焦りから、次の一打で取り返そうとして、さらにミスをする。
私には、その流れがかなりありました。
そこで途中から、なるべくスコアを意識しすぎないようにしました。
目の前の一打だけに集中する。
次のホールのことも考えすぎない。
残り何打で100切りかも、なるべく考えない。
その方が、普段に近い感覚でプレーできました。
実際に100を切った97のラウンドも、
「絶対に今日100を切る」
と強く意識していた感覚はありませんでした。
私が100切りするまでには3年かかりましたが、振り返るとスコアそのものより、大きなミスを減らすことの方が大切でした。
自分のできることを一つずつやっていたら、終わってみると100を切っていた。
私にとっては、そのくらいの方がうまくいきました。
100切りを目指すこと自体は大切です。
でも、ラウンド中まで数字に縛られすぎると、逆に自分のプレーができなくなることもあります。
スコアを見るより、次の一打をどう打つか。
そこに集中するようになってから、ラウンド中の焦りはかなり減りました。
同伴者と競うのをやめた
以前は、同伴者のショットをかなり意識していました。
相手が飛ばしたら、自分も飛ばしたくなる。
相手がグリーンに乗せたら、自分も乗せたくなる。
無意識のうちに、相手のプレーに引っ張られていました。
でも、それをやると自分のペースが崩れます。
本当は無理に狙わなくてもいい場面で狙ってしまう。
本当は短いクラブでいい場面で、飛距離を出そうとしてしまう。
そこで途中から、
「同伴者ではなく、自分のできることをやる」
と決めました。
相手が飛ばしても関係ない。
相手がナイスショットを打っても関係ない。
自分は、自分のスコアを作る。
そう考えるようにしました。
ゴルフは同じ組で回っていても、打つクラブも違えば、得意な距離も違います。
自分より飛ぶ人と同じことをしようとしても、うまくいかないことがあります。
100切りを目指していた頃の私には、
人に合わせるより、自分の得意な形を崩さないこと。
この方が大切でした。
同伴者と競うのをやめてから、無理なショットを選ぶ場面も減っていきました。
一喜一憂するのをやめた
以前は、1ホールごとの結果にかなり気持ちを動かされていました。
パーが取れたら嬉しくなる。
逆に、大叩きしたら落ち込む。
その感情を次のホールまで引きずってしまうこともありました。
でも、100切りを目指していく中で、
良くても悪くても、なるべく平常心を保つ。
これを意識するようになりました。
パーが取れても、そこで気持ちを上げすぎない。
大叩きしても、「もう終わった」と考えすぎない。
そのホールはそのホールで終わり。
次のティーショットでは、またゼロから考える。
そうやって、気持ちを切り替えるようにしました。
ゴルフは18ホールあります。
1ホール良かったからといって、そのまま最後までうまくいくとは限りません。
逆に、1ホール大きく叩いたからといって、そこで全部が決まるわけでもありません。
だから、
前のホールの結果を、次のホールに持ち込まない。
これが大事でした。
100切りを目指していた頃の私は、技術だけでなく、こうした感情の波もスコアに影響していました。
練習場では打てても、本番になると緊張や焦りで普段どおりに打てないことも多くありました。
一喜一憂しすぎるのをやめてからは、ラウンド全体を少し落ち着いて見られるようになりました。
100切りに必要だったのは「増やすこと」より「減らすこと」だった
100切りを目指していた頃の私は、上手くなるために何かを増やそうとしていました。
もっと飛ばせるようになる。
もっといろいろなクラブを使えるようになる。
もっと難しいショットを打てるようになる。
もっとピンを狙えるようになる。
でも、実際に100切りにつながったのは、その逆でした。
無理に狙わない。
飛ばしにいかない。
危ない場所では刻む。
バンカーではまず出す。
アプローチは一つに絞る。
スコアを考えすぎない。
同伴者と競わない。
一喜一憂しすぎない。
できることを増やすより、ミスにつながる選択を減らす。
これが、私にとっては大きかったです。
もちろん、技術が必要ないわけではありません。
ショットの精度も、アプローチも、パターも上達した方がいい。
ただ、100切りを目指していた私には、完璧なゴルフは必要ありませんでした。
大きなミスを減らして、自分のできることを続ける。
それだけでもスコアは変わりました。
100切りというと、ナイスショットを増やさないといけないように感じます。
でも私の場合は、
「何をするか」より、「何をしないか」を決めたこと。
これが、100を切るための一つの転機でした。

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