パターで長く悩んでいたことの一つが、距離感でした。
ラインはある程度読めても、強さが合わない。
うまく寄るときもあるのに、別のホールでは大きくオーバーする。
そのバラつきがなかなか減りませんでした。
そこで以前の私は、できるだけ感覚に頼らず、距離を数字にして考えるようにしていました。
朝一の練習グリーンで、自分が何も考えずに打ったパットが何歩転がるのかを歩測する。
たとえば、それが12歩なら12歩をその日の基準にする。
コースに出ても、ボールからカップまでを歩測して、
「18歩だから少し強め」
「6歩だから基準の半分くらい」
というように、距離を数字で合わせていました。
自分なりには、かなり理屈の通った方法だと思っていました。
ところが、それでも距離感は安定しませんでした。
そんな悩みをマンツーマンレッスンの先生に相談したとき、考え方が大きく変わりました。
教えてもらったのは、
距離を測って強さを決めるのではなく、目で距離を感じて、そのイメージを素振りで作ること。
それまでの私とは、まったく逆の考え方でした。
まだこの方法を試し始めて数ラウンド程度です。
それでも以前より、カップ周辺にタッチが合う場面は増えてきました。
この記事では、歩測を基準にしていた私が、なぜ距離感を作る方法を変えたのか。
そして、今どんなルーティンでパッティングしているのかを、実体験からまとめます。
朝一の練習グリーンで「基準の距離」を作っていた
以前の私は、ラウンド前のパター練習で、その日の基準となる距離を作っていました。
まず探すのは、できるだけ平らな場所です。
下りが入ると転がり方が変わって基準を作りにくいので、平らな場所。
もし見つからなければ、軽い上りを使っていました。
そこで、あまり何も考えずに自然なストロークでパットします。
そして、ボールが止まった場所まで歩いて、
何歩転がったのかを歩測する。
たとえば12歩だったら、
「今日は、このストロークで12歩くらい転がる」
という基準を作ります。
この12歩を、その日の距離感の中心にしていました。
実際のラウンドでも、ボールからカップまでを歩測します。
18歩なら、朝の基準より少し強め。
6歩なら、おおよそ半分くらいの強さ。
そこに上りや下りも加えて、打つ強さを調整していました。
自分の中では、
感覚だけで打つより、数字にした方が再現しやすい。
そう考えていたからです。
実際、この方法でうまく寄ることもありました。
だからしばらくは、歩測すること自体にあまり疑問を持っていませんでした。
ただ、問題は、
数字を合わせても、距離感そのものはなかなか安定しなかったこと。
でした。
歩測しても、距離感は安定しなかった
朝一に基準となる距離を作って、ラウンド中も毎回歩測する。
やっていること自体は、かなり整理されていました。
それでも、距離感はなかなか安定しませんでした。
うまく寄るときは寄る。
でも、合わないときは大きくショート、オーバーする。
数字では距離を把握できているのに、実際のタッチにはバラつきがありました。
当時は距離感だけでなく方向性にも悩んでいて、新しいパターに替えれば良くなるのではないかと何本か試した時期もあります。
たとえば18歩という距離が分かっていても、
「じゃあ、どれくらいの強さで打てばいいのか」
という部分は、結局自分の感覚に頼ることになります。
そこが自分の中でうまくつながっていませんでした。
今振り返ると、
「距離が何歩あるかを知ること」と、「その距離を打てること」は別でした。
私は歩測することで、距離を把握することにはかなり意識を使っていました。
でも、自分の感覚でタッチを作ることは、そこまでできていなかったと思います。
そんな状態が続いていたので、現在、教わっているレッスンの先生に、
「パターの距離感がなかなか合わない」
と相談しました。
先生に「歩測しているうちは距離感が育ちにくい」と言われた
現在、教わっているマンツーマンレッスンの先生に、
「パターの距離感がなかなか合わない」と相談したとき、まず聞かれたのが、
「普段、どうやって距離を合わせているのか?」
ということでした。
その少し前には、パターが右に出る悩みについても見てもらい、グリップや打ち方を見直していました。
そこで、朝一の練習グリーンで基準となる距離を歩測して、ラウンド中もカップまでの距離を歩数で測っていると説明しました。
すると先生から、
「そのやり方に頼っているうちは、自分の距離感は育ちにくい」
という話をされました。
そのときに出された例が、すごく分かりやすかったです。
「数メートル先にあるソファーへ、ボールを投げるとします。
そのとき、ソファーまで何歩あるか測ってから投げますか?」
と聞かれました。
普通は、そんなことはしません。
距離を見て、
「このくらいかな」
と自然に強さを合わせて投げます。
私たちは普段から、目で見た距離に対して、それなりに力加減を合わせることができます。
先生からは、
その感覚をパターでも使って、少しずつ距離感を育てていく方がいい
と教えてもらいました。
それまでの私は、
「12歩ならこの強さ」
「18歩ならもう少し強く」
というように、数字から打つ強さを決めようとしていました。
でも、教えてもらった考え方は逆でした。
まず距離を見る。
その距離に合う強さを、自分の中で感じる。
その感覚を素振りで作ってから打つ。
ここから、パターを打つ前のルーティンも変えることになりました。
パット前のルーティンを決めた
距離感の作り方を変えると同時に、先生と一緒にパットする前のルーティンも決めました。
独学では分からなかった部分を、その場で見てもらいながら修正できることは、マンツーマンレッスンを受けて感じた大きな違いです。
それまでの私は、距離を歩測して、数字から打つ強さを考えることが中心でした。
でも今は、できるだけ目で見た距離と素振りの感覚をそのまま本番につなげるようにしています。
まず、ボールの向きを狙う方向に合わせます。
そこからアドレスに入るまでの動きも、できるだけ毎回同じにする。
私の場合は、立った位置から決めた歩数でボールの位置に入るようにしています。
そして、実際に打つ位置より少し後ろで構えてからは、ボールを見ずにカップを見る。
そこで、カップを見ながら素振りを2回します。
1回目は、
「この距離なら、これくらいかな」
という感覚を探すための素振り。
2回目は、実際にボールが転がっていくイメージを持ちながら振ります。
そして、その感覚が残っているうちにボールの位置へ入り、そのまま打つ。
ここで先生から言われたのが、
素振りをしてから実際に打つまで、時間をかけすぎないこと。
でした。
せっかく素振りで作った距離感も、そこで考え直したり、止まったりするとイメージが薄れてしまう。
だから、
見る。
感じる。
素振りする。
そのまま打つ。
この流れをなるべく切らないようにしています。
以前は「何歩だから、このくらいの強さ」と頭で考えることが多かったです。
今は、目で見た距離を素振りで感じて、その感覚のまま打つ。
そこが一番大きく変わりました。
まだ数ラウンドだけど、以前よりタッチが合う場面が増えてきた
この方法に変えてから、まだ2〜3ラウンド程度です。
なので、
「これで距離感の悩みが解決した」
とまでは言えません。
それでも、以前よりカップ周辺にタッチが合う場面は増えてきました。
大きくオーバーすることも減ってきた感覚があります。
一番変わったのは、打つ前の迷いです。
以前は、
「何歩あるから、このくらい」
「上りだから少し強め」
と、数字から強さを考えていました。
今はまずカップまでの距離を見て、素振りで感覚を作る。
そして、そのイメージが残っているうちに打つ。
この流れに変えたことで、以前より自然にストロークできるようになりました。
もちろん、距離感はその日のグリーンの速さや傾斜にも影響されます。
毎回同じように合うわけではありません。
それでも、数字に合わせにいくより、
自分の目と感覚を使って距離を作る。
今は、このやり方の方が自分には合っていると感じています。
距離を測ることより、自分の距離感を育てる
今回、歩測をやめる方向に変えたことで、一つ大きく気づいたことがあります。
それは、
距離を知ることと、距離感を持つことは別だった。
ということです。
以前の私は、歩測することで安心していました。
何歩あるのかが分かれば、その分だけ強くしたり弱くしたりできる。
でも実際には、数字が分かっていてもタッチは安定しませんでした。
今は、
「何歩あるか」
よりも、
「この距離なら、このくらい」
という感覚を自分の中に作ることを意識しています。
もちろん、歩測そのものが悪いとは考えていません。
距離を把握する方法としては分かりやすいですし、歩測が合う人もいると思います。
ただ、私の場合は数字に頼りすぎていました。
数字を基準にしすぎたことで、自分の目と感覚を使って距離を合わせる練習が足りていなかった。
そこを先生に教えてもらって、初めて気づきました。
今は、
カップまでの距離を見る。
素振りで強さを作る。
そのイメージを残したまま打つ。
この流れを繰り返しています。
まだ試し始めたばかりなので、この先もっと距離感が安定するかは分かりません。
それでも今のところ、
数字に合わせて打つより、自分の感覚を育てる方が大事だった。
これが、パターの距離感で今一番変わった考え方です。
まとめ|距離を知るより、距離感を育てる
以前の私は、パターの距離感を合わせるために、朝一の練習グリーンで基準距離を作り、ラウンド中も歩測していました。
数字で距離を把握できるので、自分では理にかなった方法だと思っていました。
でも、実際にはタッチが安定しませんでした。
寄るときは寄る。
でも、大きくオーバーすることもある。
そこで先生に教えてもらったのが、
「距離を測って強さを決めるのではなく、目で見た距離を素振りで感じて、その感覚のまま打つ」
という考え方でした。
今は、カップを見ながら素振りをして距離感を作り、そのイメージを残したまま打つようにしています。
まだ始めて数ラウンドなので、これが完成形とは言えません。
それでも、以前よりタッチが合う場面は増えてきました。
今回の経験で一番大きかったのは、
「何歩あるかを知ること」と「その距離を打てること」は別だった。
と気づいたことです。
私の場合は、数字に頼るより、自分の目と感覚を使って距離感を育てる方が合っていました。
これからもこのルーティンを続けて、距離感がどう変わっていくのか試していきます。

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